初級シスアド 平成20年 秋期 午後 問04

【初級シスアド 平成20年 秋期 午後 問04】


 ネットワークの運用管理に関する次の記述を読んで,設問1~3に答えよ。

 製造業を営むW社の建物内に敷設されたネットワーク(以下,社内ネットワークという)の構成は,図のとおりである。1台のブロードバンドルータ(以下,BBルータという)と1台のルータ(以下,ルータ1という)によって,社内セグメント四つとインターネット向けの社外セグメント一つを構成している。
 セグメント1にはPC1~PC30の30台,セグメント2にはPC31~PC60の30台のPCが接続されており,それぞれ図のとおりにIPアドレスが割り当てられている。


 BBルータとルータ1の各ネットワークインタフェースに割り当てたIPアドレスは,それぞれ表1,2のとおりである。また,BBルータのポートID#2には,インターネットサービスプロバイダ(以下,ISPという)から指定されたIPアドレスを設定している。

表1 BBルータのIPアドレス
ポートIDIPアドレスサブネットマスク
#1192.168.20.250255.255.255.0
#2ISPから指定された値
 
表2 ルータ1のIPアドレス
ポートIDIPアドレスサブネットマスク
#1192.168.1.250255.255.255.0
#2192.168.2.250255.255.255.0
#3192.168.10.150255.255.255.0
#4192.168.20.200255.255.255.0
注 ルータ1のデフォルトゲートウェイは,
  192.168.20.250を設定する。


《設問 1 》

 社内ネットワークの構成に関する次の記述中の [    ] に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。

 社内ネットワークでは,ネットワークアドレスにはプライベートアドレスを利用し,各社内セグメントにサブネットワークを一つずつ割り当てている。各セグメントのネットワークアドレスと,そのセグメントに属するホストに設定するデフォルトゲートウェイは,表3のとおりである。

表3 各セグメントのネットワークアドレスとデフォルトゲートウェイ
セグメント番号ネットワークアドレスサブネットマスクデフォルトゲートウェイ
1192.168.1.0255.255.255.0192.168.1.250
2192.168.2.0255.255.255.0192.168.2.250
3192.168.10.0255.255.255.0192.168.10.250
4192.168.20.0255.255.255.0192.168.20.250

 このサブネットワークにおけるホスト部のビット数は [  a  ] なので,ホスト部のビットの値がすべて0かすべて1の特殊なアドレスを除くと,各サブネットワークには, [  b  ] 台までのホストを接続することができる。
 社内ネットワークに接続されているPCやプリンタなどには,それぞれが属するセグメントに対応したIPアドレス,サブネットマスク及びデフォルトゲートウェイが設定されている。例えば,PC50はセグメント [  c  ] に属するので,デフォルトゲートウェイには [  d  ] が設定されている。

a に関する解答群

ア 8     イ 16     ウ 24      エ 32

b に関する解答群

ア 254    イ 256     ウ 65534    エ 65536

c に関する解答群

ア 1     イ 2      ウ 3      エ 4

d に関する解答群

ア 192.168.1.250  イ 192.168.2.250  ウ 192.168.10.250

エ 192.168.20.250 オ 255.255.255.255

【解答】a= b= c= d=
(答えを見るには,空欄をドラッグしてください)

【解説へ】 【次の設問へ】 【トップへ】



《設問 2 》

 ルータ1のIPパケットの転送処理に関する次の記述中の [    ] に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。

 社内ネットワークの複数のセグメントを収容するルータ1は,IPパケットの転送を行う際に,次の処理を行う。
(1)  ルータ1は,サブネットマスクを用いて,転送するIPパケットのあて先のサブネットワークアドレスを求め,ルータ1に接続されているセグメントのサブネットワークアドレスと比較する。
(2)  セグメントのサブネットワークアドレスと一致する場合,ルータ1は,そのセグメントが接続されているネットワークインタフェースからあて先にIPパケットを送信する。例えば,転送するIPパケットのあて先が192.168.10.100の場合,ポートID [  e  ] からあて先に送信する。
(3)  どのセグメントのサブネットワークアドレスとも一致しない場合,ルータ1は,ポートID [  f  ] からデフォルトゲートウェイである [  g  ] にIPパケットを転送する。

e,f に関する解答群

ア #1     イ #2     ウ #3     エ #4

g に関する解答群

ア 192.168.1.250  イ 192.168.2.250  ウ 192.168.10.250

エ 192.168.20.250 オ 255.255.255.255

【解答】e= f= g=
(答えを見るには,空欄をドラッグしてください)

【解説へ】 【次の設問へ】 【前の設問へ】 【トップへ】



《設問 3 》

 ネットワーク障害の切分けに関する次の記述中の [    ] に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。

 社内ネットワークの通信経路上の機器に障害が発生した場合,pingコマンドの実行結果が障害の切分けの有力な手掛かりとなることが多い。
 表4は,想定される障害事象,その際のpingコマンドの実行結果,及び考えられる原因となる機器故障をまとめたものである。ここで,機器故障は,SW1,SW2,ルータ1及びBBルータのうちのどれか一つだけで発生し,同時に二つ以上では発生しないものとする。


解答群

ア BBルータ機器の故障    イ SW1機器の故障

ウ SW2機器の故障       エ ルータ1機器の故障

【解答】h= i= j=
(答えを見るには,空欄をドラッグしてください)

【解説へ】 【前の設問へ】 【トップへ】








【解説 設問 1 】



表3 各セグメントのネットワークアドレスとデフォルトゲートウェイ
セグメント番号ネットワークアドレスサブネットマスクデフォルトゲートウェイ
1192.168.1.0255.255.255.0192.168.1.250
2192.168.2.0255.255.255.0192.168.2.250
3192.168.10.0255.255.255.0192.168.10.250
4192.168.20.0255.255.255.0192.168.20.250

IP アドレスのホスト部のビット数はサブネットマスクの0の部分に対応するビット数となります。
IP アドレスは8ビットずつの4つの部分に分けてアドレスを表示しています。
サブネットマスクの0の部分は最後の「8」ビットになっていますので,ここがホスト部になります。

a=8



ホスト部のビットの値がすべて0のアドレスはサブネットアドレスとなり,すべて1のアドレスはサブネットワーク内のすべての端末にデータを送るブロードキャストアドレスとなります。
8ビットで表示できるアドレスは256ですので,これから二つのアドレスを引くと各サブネットワークには,「254」台までのホストを接続することができます。

b=254



PC50 が接続されているセグメントは,図から PC31~PC60 までが接続されている「セグメント2」であることがわかります。

c=2



表3からセグメント2のディフォルトゲートウェイは「192.168.2.250」であることがわかります。

d=192.168.2.250


【設問に戻る】 【次の設問へ】 【トップへ】




【解説 設問 2 】



表1 BBルータのIPアドレス
ポートIDIPアドレスサブネットマスク
#1192.168.20.250255.255.255.0
#2ISPから指定された値
 
表2 ルータ1のIPアドレス
ポートIDIPアドレスサブネットマスク
#1192.168.1.250255.255.255.0
#2192.168.2.250255.255.255.0
#3192.168.10.150255.255.255.0
#4192.168.20.200255.255.255.0
注 ルータ1のデフォルトゲートウェイは,
  192.168.20.250を設定する。

表3 各セグメントのネットワークアドレスとデフォルトゲートウェイ
セグメント番号ネットワークアドレスサブネットマスクデフォルトゲートウェイ
1192.168.1.0255.255.255.0192.168.1.250
2192.168.2.0255.255.255.0192.168.2.250
3192.168.10.0255.255.255.0192.168.10.250
4192.168.20.0255.255.255.0192.168.20.250

ルータ1のサブネットマスクは 255.255.255.0 ですので,転送するIPパケットのあて先が 192.168.10.100 の場合,ネットワーク部が同じ 192.168.10. である「#3」のポートID に IPパケットを転送します。

e=#3



図から社内セグメントのどのセグメントのサブネットワークアドレスとも一致しない場合,ルータ1は,ポートID「#4」から BBルータを通して,インターネットに IPパケットを転送することになります。

f=#4



ポートID #4 のディフォルトゲートウェイは,図3から「192.168.20.250」であることがわかります。

g=192.168.20.250



【設問に戻る】 【次の設問へ】 【前の設問へ】 【トップへ】




【解説 設問 3 】




pingコマンドは,CP/IPネットワークにおいて,ネットワークの疎通確認に使われるものです。
PC1 からプリンタ1で印刷ができない場合,図からデータの通過経路は PC1 → SW1 → プリンタ1 となります。
pingコマンドでタイムアウトとなったということは,ネットワークの疎通ができていないことになります。
その原因として考えられることは,「SW1機器の故障」であることがわかります。

h=SW1機器の故障



PC10 からインターネット上の外部 Webサイトを参照できない場合,図からデータの通過経路は PC10 → SW1 → ルータ1 → BBルータ となります。
その原因として考えられることは,選択肢の中から「SW1機器の故障」と「ルータ1機器の故障」・「BBルータ機器の故障」が考えられます。
h は「SW1機器の故障」でしたので,i を選択することになりますが,次の障害と同じ経路ということですので,「ルータ1機器の故障」であることがわかります。

i=ルータ1機器の故障



PC60 からファイルサーバを参照できない場合,図からデータの通過経路は PC60 → SW2 → ルータ1 → ファイルサーバ となります。
その原因として考えられることは,選択肢の中から「SW2機器の故障」と「ルータ1機器の故障」が考えられます。
i は「ルータ1機器の故障」でしたので,残りの原因は「SW2機器の故障」であることがわかります。

j=SW2機器の故障


【設問に戻る】 【前の設問へ】 【トップへ】

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック